嘘と創作を混ぜて語る日記的なもの
2009/07/19 [13:51:58] (Sun)
「………………何やってるんです組頭」
「オバケの真似」
「・……せっかく巻いた包帯を解いてまでやりたかったんですかそれ」
「いや?」
別にどうでもイイとあっさり否定した上司の体中にひっかけた包帯を引っ張ってほどいてやりながら、諸泉はおや悪いねとかしれっとして言い放ってくる相手を無視して深い深いため息をついた。
「君はつまらないねえ、忍術学園の良い子たちはすごく驚いてくれたのに」
一年生の子がちびっちゃったとか言っていたねえと楽しそうに言う男を上目で睨みながら、諸泉は次第に現れてくる包帯の下の肌をちらりと一瞥した。
「それでよく伊作君に怒られませんでしたね」
「いや、怒られたよ?」
伏木蔵くんがスリルー!?とか言いながら伊作くんに半泣きで飛びついた拍子に床にあった雑巾を踏んでコケて洗濯待ちの包帯の山に突っ込んでいたから、その隙に逃げてきたよと笑う。
(大人気ないというか……)
いちおうこのひとさんじゅうろくさいだよな?
「悪戯好きもほどほどにしてくださいね」
「わかっているよ」
絶対に分かっていない顔だった(諸泉談)。
「オバケの真似」
「・……せっかく巻いた包帯を解いてまでやりたかったんですかそれ」
「いや?」
別にどうでもイイとあっさり否定した上司の体中にひっかけた包帯を引っ張ってほどいてやりながら、諸泉はおや悪いねとかしれっとして言い放ってくる相手を無視して深い深いため息をついた。
「君はつまらないねえ、忍術学園の良い子たちはすごく驚いてくれたのに」
一年生の子がちびっちゃったとか言っていたねえと楽しそうに言う男を上目で睨みながら、諸泉は次第に現れてくる包帯の下の肌をちらりと一瞥した。
「それでよく伊作君に怒られませんでしたね」
「いや、怒られたよ?」
伏木蔵くんがスリルー!?とか言いながら伊作くんに半泣きで飛びついた拍子に床にあった雑巾を踏んでコケて洗濯待ちの包帯の山に突っ込んでいたから、その隙に逃げてきたよと笑う。
(大人気ないというか……)
いちおうこのひとさんじゅうろくさいだよな?
「悪戯好きもほどほどにしてくださいね」
「わかっているよ」
絶対に分かっていない顔だった(諸泉談)。
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